FIPと多頭飼い
- 2020/12/04
- 22:22
FIPで検索してあれこれ読んでると、完治の見込みない、進行早い、致死率100%etc.…と
ろくでもないことしか書いてなくて、本当に暗い気持ちになりますね。
それに、いろんな研究結果出てるけど、猫をつかって実験してるんだよ。
私の知ってる猫で行方不明の子、たとえばビッキー娘(小ミケ母)のちくわちゃんとか
カラメルの兄弟のタイガーとかアニャのママのはん子ちゃんとかも
研究施設に連れ去られて、実験材料にされたかもしれませんね。
そのおかげで病気が解明されていくわけだけどさ。
なんかもう世の中何もかもがイヤになるわ。
FIP(Feline Infectious Peritonitis)は猫伝染性腹膜炎っていって
発症するとまず助からない難病です。
原因は猫伝染性腹膜炎ウイルスなんですが、このウイルス自体には伝染性はなく
伝染するときは、猫コロナウイルスとして伝染します。
この猫コロナウイルス自体はたいした害はなく、大多数はただのウイルスキャリアで終わるのですが
たまに猫の体内で、猫伝染性腹膜炎ウイルスに突然変異しやがるのが厄介です。
つまり、猫伝染性腹膜炎ウイルスは猫コロナウイルスの突然変異種なのです。
…という説が有力です。
なので、FIPになりたくなかったら、まずは猫コロナウイルスを持たなきゃいいのですが
猫コロナウイルスは簡単に感染してしまうもので、
猫全体の8割が保有してるとすら言われてるらしいです。
どうしてエイズや白血病みたいに簡単キットで検査できないんかな、って思ったんですが
持ってる方が多数派なウイルスなら検査すること自体無意味でしょうね。
じゃあ猫コロナウイルスはもってるとして、猫伝染性腹膜炎ウイルスに変異してるか否か
それは検査できないんかというと、これができないんだそうで
現在の技術では、この2つのウイルスの区別は非常に困難らしいです。
(腹水採って遺伝子検査までやれば区別できるらしいが)
そもそも、猫コロナウイルスってのは、猫伝染性腹膜炎ウイルスと猫腸炎コロナウイルスの総称で
猫腸炎コロナウイルスが突然変異を起こして猫伝染性腹膜炎ウイルスになるのです。
この2つのウイルスは区別できないので、総称して「猫コロナウイルスを持ってる」とか
そういう言い方をするわけです。
ちなみに突然変異を起こす確率は、一般には約5%らしいですが
多頭飼いしてるとこの確率が高まるのです。
どのぐらい高まるかというと、すごいよくない環境でも10%ぐらいって言われてるらしいですが
コロナ陽性猫を多頭飼育すると、互いのウイルスを感染しあって
それで突然変異を起こす確率が高まるのです。
また、FIP発症の最大のきっかけはストレスなので
多頭飼育のストレスで発症しやすくなります。
つまりこの病気には多頭飼育が一番よくないんですよ。
(じゃあ多頭飼育しなけりゃFIPにならないかというとそういうこともないらしいが)
猫腸炎コロナウイルス(突然変異前)と猫伝染性腹膜炎ウイルス(変異後)は別ウイルスなんですが
(遺伝子のどこだかがちょこっと違うとかなんとかそういうのらしい)
人間にできる両者の区別は、
猫が悪さされてるか否か
ということだけだそうで、
なので「抗体価より症状が出てるかどうかの方が問題」ってことになるわけです。
とは言っても、抗体価は低い方がいい、そもそも陰性がいいに決まってるわけで
かと言って抗体価がある数値以上だったらFIPで以下なら大丈夫ってなわけでもなく、
あくまで確率の問題なのです。
ちなみにコトちゃんの確率は「五分五分」らしいです。
そして、この抗体価を下げるのは非常に難しいのだそうで
コトちゃんを診てもらってる病院でも、下がったケースはあるんですが
すべて1匹飼いの子だったそうで、多頭飼いで下がった例はないと。
いまコトちゃんを隔離してるのも、コトちゃんのウイルスを他の子にうつさないためというより
コトちゃんをこれ以上ウイルスにさらさないため、
コトちゃんに単頭飼育に近い環境を与えるためなのです。
しかし、部屋は分けてても同じ家でみんな暮らしてるわけなので
隔離になってるのかどうか、かなり疑問ですが。
とりあえず冬の間はこれで行って、春になったらまた抗体価検査をするつもりです。
少しでも下がってることを祈りながら。
まあそれまで何の症状もなく元気でいてくれればの話ですが。
現在は普通に元気です<コトちゃん
ろくでもないことしか書いてなくて、本当に暗い気持ちになりますね。
それに、いろんな研究結果出てるけど、猫をつかって実験してるんだよ。
私の知ってる猫で行方不明の子、たとえばビッキー娘(小ミケ母)のちくわちゃんとか
カラメルの兄弟のタイガーとかアニャのママのはん子ちゃんとかも
研究施設に連れ去られて、実験材料にされたかもしれませんね。
そのおかげで病気が解明されていくわけだけどさ。
なんかもう世の中何もかもがイヤになるわ。
FIP(Feline Infectious Peritonitis)は猫伝染性腹膜炎っていって
発症するとまず助からない難病です。
原因は猫伝染性腹膜炎ウイルスなんですが、このウイルス自体には伝染性はなく
伝染するときは、猫コロナウイルスとして伝染します。
この猫コロナウイルス自体はたいした害はなく、大多数はただのウイルスキャリアで終わるのですが
たまに猫の体内で、猫伝染性腹膜炎ウイルスに突然変異しやがるのが厄介です。
つまり、猫伝染性腹膜炎ウイルスは猫コロナウイルスの突然変異種なのです。
…という説が有力です。
なので、FIPになりたくなかったら、まずは猫コロナウイルスを持たなきゃいいのですが
猫コロナウイルスは簡単に感染してしまうもので、
猫全体の8割が保有してるとすら言われてるらしいです。
どうしてエイズや白血病みたいに簡単キットで検査できないんかな、って思ったんですが
持ってる方が多数派なウイルスなら検査すること自体無意味でしょうね。
じゃあ猫コロナウイルスはもってるとして、猫伝染性腹膜炎ウイルスに変異してるか否か
それは検査できないんかというと、これができないんだそうで
現在の技術では、この2つのウイルスの区別は非常に困難らしいです。
(腹水採って遺伝子検査までやれば区別できるらしいが)
そもそも、猫コロナウイルスってのは、猫伝染性腹膜炎ウイルスと猫腸炎コロナウイルスの総称で
猫腸炎コロナウイルスが突然変異を起こして猫伝染性腹膜炎ウイルスになるのです。
この2つのウイルスは区別できないので、総称して「猫コロナウイルスを持ってる」とか
そういう言い方をするわけです。
ちなみに突然変異を起こす確率は、一般には約5%らしいですが
多頭飼いしてるとこの確率が高まるのです。
どのぐらい高まるかというと、すごいよくない環境でも10%ぐらいって言われてるらしいですが
コロナ陽性猫を多頭飼育すると、互いのウイルスを感染しあって
それで突然変異を起こす確率が高まるのです。
また、FIP発症の最大のきっかけはストレスなので
多頭飼育のストレスで発症しやすくなります。
つまりこの病気には多頭飼育が一番よくないんですよ。
(じゃあ多頭飼育しなけりゃFIPにならないかというとそういうこともないらしいが)
猫腸炎コロナウイルス(突然変異前)と猫伝染性腹膜炎ウイルス(変異後)は別ウイルスなんですが
(遺伝子のどこだかがちょこっと違うとかなんとかそういうのらしい)
人間にできる両者の区別は、
猫が悪さされてるか否か
ということだけだそうで、
なので「抗体価より症状が出てるかどうかの方が問題」ってことになるわけです。
とは言っても、抗体価は低い方がいい、そもそも陰性がいいに決まってるわけで
かと言って抗体価がある数値以上だったらFIPで以下なら大丈夫ってなわけでもなく、
あくまで確率の問題なのです。
ちなみにコトちゃんの確率は「五分五分」らしいです。
そして、この抗体価を下げるのは非常に難しいのだそうで
コトちゃんを診てもらってる病院でも、下がったケースはあるんですが
すべて1匹飼いの子だったそうで、多頭飼いで下がった例はないと。
いまコトちゃんを隔離してるのも、コトちゃんのウイルスを他の子にうつさないためというより
コトちゃんをこれ以上ウイルスにさらさないため、
コトちゃんに単頭飼育に近い環境を与えるためなのです。
しかし、部屋は分けてても同じ家でみんな暮らしてるわけなので
隔離になってるのかどうか、かなり疑問ですが。
とりあえず冬の間はこれで行って、春になったらまた抗体価検査をするつもりです。
少しでも下がってることを祈りながら。
まあそれまで何の症状もなく元気でいてくれればの話ですが。
現在は普通に元気です<コトちゃん

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