家庭内野良猫ということ
- 2014/10/29
- 23:45
なつかない猫は人間に対してトラウマがあるのだとよく言われます。
「こんなに人間を怖れるとは、さぞかしいじめられたのでしょう」というような論調です。以前は私もそう思っていたので、親切にして安心させればなつくと思っていました。
しかし、うちの猫たちを見ていて、なつかないのは個体の経験によるものではなく生まれつきの「性格」ではないかと思うようになりました。
なつかない・さわらせない・言うこと聞かないの三ない運動を展開するうちの猫たちですが、私は断じて猫たちをいじめたことはありません!
それどころか猫に遠慮しながら毎日コソコソ暮らしています
猫の嫌がることはなるべくしないように心がけ、だっこを強要したこともありません。夢みるのみです。
では、私以外の人間にいじめられたトラウマがあるのか?というと、たぶんそれもないです。
ビッキーが子育てしていたのはほとんど住人のいないアパートの広い敷地の片隅だったので、人間自体それほど目にしたことはないと思うのです。
そのむかし人間が猫を家畜化したとき、人に馴れやすい個体を掛け合わせていったと思うのですが、ということはつまり馴れやすさに個体差があるということですよね。逆にうちの猫みたいな人に馴れない猫は、そういう形質が掛け合わさってそうなったんじゃないでしょうか。
こないだ仕事でたまたま興味深い文を読みました。ロシアかどっかでキツネを実験に使って野生動物の家畜化を研究した話なのですが、人に馴れやすい形質を掛け合わせていって、9世代で野生のキツネを犬並みに家畜化できたというのです。これは研究者の予想より早いスピードだったそうです。
うちの猫たちも先祖はかわいい飼い猫だったでしょうが、世代を重ねて野良化したんではないでしょうか。そのほうが環境に適していたのかもしれません。
反面、個体の体験や記憶もまったく無関係ではないと思います。タンちゃんはうちの猫の中で一番人馴れしてますが、生後8ヶ月くらいから単頭で飼っていた期間が1年ほどあるからだと思います。もっと幼少のときから飼えばより馴れたでしょう。
1歳年下のコネコもやはり生後8ヶ月ほどのとき家に入れましたが、先住のタンちゃんにひたすらベタベタくっついて人間にはあまり寄ってきませんでした。今でもあんまり人には馴れていません。
なので、今後人間に親切にされる経験をもっとさせて、ゆっくりでも飼い猫にできればなあと思っています。

ごめんだね!
「こんなに人間を怖れるとは、さぞかしいじめられたのでしょう」というような論調です。以前は私もそう思っていたので、親切にして安心させればなつくと思っていました。
しかし、うちの猫たちを見ていて、なつかないのは個体の経験によるものではなく生まれつきの「性格」ではないかと思うようになりました。
なつかない・さわらせない・言うこと聞かないの三ない運動を展開するうちの猫たちですが、私は断じて猫たちをいじめたことはありません!

それどころか猫に遠慮しながら毎日コソコソ暮らしています

では、私以外の人間にいじめられたトラウマがあるのか?というと、たぶんそれもないです。
ビッキーが子育てしていたのはほとんど住人のいないアパートの広い敷地の片隅だったので、人間自体それほど目にしたことはないと思うのです。
そのむかし人間が猫を家畜化したとき、人に馴れやすい個体を掛け合わせていったと思うのですが、ということはつまり馴れやすさに個体差があるということですよね。逆にうちの猫みたいな人に馴れない猫は、そういう形質が掛け合わさってそうなったんじゃないでしょうか。
こないだ仕事でたまたま興味深い文を読みました。ロシアかどっかでキツネを実験に使って野生動物の家畜化を研究した話なのですが、人に馴れやすい形質を掛け合わせていって、9世代で野生のキツネを犬並みに家畜化できたというのです。これは研究者の予想より早いスピードだったそうです。
うちの猫たちも先祖はかわいい飼い猫だったでしょうが、世代を重ねて野良化したんではないでしょうか。そのほうが環境に適していたのかもしれません。
反面、個体の体験や記憶もまったく無関係ではないと思います。タンちゃんはうちの猫の中で一番人馴れしてますが、生後8ヶ月くらいから単頭で飼っていた期間が1年ほどあるからだと思います。もっと幼少のときから飼えばより馴れたでしょう。
1歳年下のコネコもやはり生後8ヶ月ほどのとき家に入れましたが、先住のタンちゃんにひたすらベタベタくっついて人間にはあまり寄ってきませんでした。今でもあんまり人には馴れていません。
なので、今後人間に親切にされる経験をもっとさせて、ゆっくりでも飼い猫にできればなあと思っています。

ごめんだね!