相棒黒ちゃん
- 2015/11/17
- 10:09
前回のあらすじ:公園にいた2匹の猫、黒と茶色。2匹を迎えに来るという貼り紙があったが、結局迎えはこなかった。
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黒ちゃん

貼り紙とかしといてオバハンアホちゃうか!と憤ってた私ですが、
そんなに悪い人ではなかったとみえて、翌日オバハン(Uさんとします)から電話がありました。
いわく、あの公園には黒と茶色以外にも猫がいる。(それは私も気づいてました。)
ひとまず地域猫をやりながら、全猫のもらい手を見つけたい。
ん~、地域猫ってそんなに簡単にやれるかな?京都市は地域猫制度はありますが、
基準が厳しくて絵に描いたモチなんです。
ネックは町内会の同意が必要なことで、これはまずムリですね。町内会に一人猫嫌いがいたらアウトですもんね。
しかも、Uさんの住まいは実はその公園からかなり離れてて、町内どころか同じ区の住民ですらないんです。

ところが、どんなマジックを使ったのか?Uさんは、あっというまに町内会の同意をゲットしてしまったんです。これにはびっくりしました。
お会いしたらUさんは元気な60ぐらいの方で、Uさんの手帳には猫を気にかけてくれてた人たちの名前がぎっしり書いてありました。
繁華街にある公園なので猫たちはかなり人目についてたみたいで、遠くから餌やりに通ってた人もいました。
Uさんの話だと猫は10匹いるとのことで、私も5匹ぐらい見ましたが、生後9ヶ月くらいかな?
子猫というにはもう大きいけど、まだ動きがあどけない白黒・キジ白の子たちでした。
全員同じ年頃で、人に馴れて毛並みもつやつやしてたので、ノラではなく捨てられたんだと思います。
同じ公園内で暮らしてたのに、私が連れ帰った病気の子とは全然違って輝くように綺麗な美形ぞろいで
ヘルペスウィルスって伝染力がすごく高いと思ってたんだけど、そこらのがみんな発病するわけじゃないんですね。
町内会長・副会長・会計の方にもお会いしましたが、皆さん猫好きな方ばかりで、役所にも届けを出し、
たのしい地域猫ライフが始まるはずでした。
ところが!!!

ある日Uさんが大変あわてた様子で、
公園の近所の人に聞いた話なのだが、周囲の飲食店が毒をまいて猫を殺している、と言うのです。
それは犯罪だと思うのですが、「毎年やっている」そうで、
犯人は一軒の店なのか、それとも飲食店組合でやってるのかはわからないのですが
どっちにしろ町内会とは別次元の存在のようなのです。たしかにそのあたりは飲食店が多いので。
京都でも有名な人気店・老舗が軒をつらねるエリアなのですが、そこらの店にはもう行きたくないです。協力してくれた大将や店員さんもいたんですが…。
STOP!猫殺し!
というわけでソク里親を探すことになり、ここでもUさんが超人的な機動力でみごと全員の里親を確保しました。
とは言っても3週間ぐらいかかりましたし、さすがのUさんもだいぶ疲れておられましたが。
私が連れて帰った病気の子と、もう1匹妊娠中の子がいて、もらい手がつかないだろうと思ってたその2匹が真っ先にかたづいたのが弾みになったそうです。
Uさん自身は黒ちゃんを引き取られました。
黒ちゃんは、病気の茶色のそばにいつも付いて他の猫からかばってたそうで、Uさんはそんな黒ちゃんが最初から気に入ってたようです。本当は一緒に引き取ってあげたかったけど2匹はムリだし、茶色の病気がひどかったので決心がつかなかったみたいでした。

ちなみに私が茶色を連れ帰ったあと、黒ちゃんは特に寂しがるでもなく、他の猫と元気に遊んでたそうです。
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黒ちゃん

貼り紙とかしといてオバハンアホちゃうか!と憤ってた私ですが、
そんなに悪い人ではなかったとみえて、翌日オバハン(Uさんとします)から電話がありました。
いわく、あの公園には黒と茶色以外にも猫がいる。(それは私も気づいてました。)
ひとまず地域猫をやりながら、全猫のもらい手を見つけたい。
ん~、地域猫ってそんなに簡単にやれるかな?京都市は地域猫制度はありますが、
基準が厳しくて絵に描いたモチなんです。
ネックは町内会の同意が必要なことで、これはまずムリですね。町内会に一人猫嫌いがいたらアウトですもんね。
しかも、Uさんの住まいは実はその公園からかなり離れてて、町内どころか同じ区の住民ですらないんです。

ところが、どんなマジックを使ったのか?Uさんは、あっというまに町内会の同意をゲットしてしまったんです。これにはびっくりしました。
お会いしたらUさんは元気な60ぐらいの方で、Uさんの手帳には猫を気にかけてくれてた人たちの名前がぎっしり書いてありました。
繁華街にある公園なので猫たちはかなり人目についてたみたいで、遠くから餌やりに通ってた人もいました。
Uさんの話だと猫は10匹いるとのことで、私も5匹ぐらい見ましたが、生後9ヶ月くらいかな?
子猫というにはもう大きいけど、まだ動きがあどけない白黒・キジ白の子たちでした。
全員同じ年頃で、人に馴れて毛並みもつやつやしてたので、ノラではなく捨てられたんだと思います。
同じ公園内で暮らしてたのに、私が連れ帰った病気の子とは全然違って輝くように綺麗な美形ぞろいで
ヘルペスウィルスって伝染力がすごく高いと思ってたんだけど、そこらのがみんな発病するわけじゃないんですね。
町内会長・副会長・会計の方にもお会いしましたが、皆さん猫好きな方ばかりで、役所にも届けを出し、
たのしい地域猫ライフが始まるはずでした。
ところが!!!

ある日Uさんが大変あわてた様子で、
公園の近所の人に聞いた話なのだが、周囲の飲食店が毒をまいて猫を殺している、と言うのです。
それは犯罪だと思うのですが、「毎年やっている」そうで、
犯人は一軒の店なのか、それとも飲食店組合でやってるのかはわからないのですが
どっちにしろ町内会とは別次元の存在のようなのです。たしかにそのあたりは飲食店が多いので。
京都でも有名な人気店・老舗が軒をつらねるエリアなのですが、そこらの店にはもう行きたくないです。協力してくれた大将や店員さんもいたんですが…。

というわけでソク里親を探すことになり、ここでもUさんが超人的な機動力でみごと全員の里親を確保しました。
とは言っても3週間ぐらいかかりましたし、さすがのUさんもだいぶ疲れておられましたが。
私が連れて帰った病気の子と、もう1匹妊娠中の子がいて、もらい手がつかないだろうと思ってたその2匹が真っ先にかたづいたのが弾みになったそうです。
Uさん自身は黒ちゃんを引き取られました。
黒ちゃんは、病気の茶色のそばにいつも付いて他の猫からかばってたそうで、Uさんはそんな黒ちゃんが最初から気に入ってたようです。本当は一緒に引き取ってあげたかったけど2匹はムリだし、茶色の病気がひどかったので決心がつかなかったみたいでした。

ちなみに私が茶色を連れ帰ったあと、黒ちゃんは特に寂しがるでもなく、他の猫と元気に遊んでたそうです。
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